ベン・アリジン、Sgurr Mhor(985m)

山行日                  2012611日(月)

メンバー              K島(L)・T橋(♂)・O橋・O井(記録)・一般2

コースタイム       ガイア・ロッホB&B 8:30=登山口駐車場9:45−最初の橋 10:15

―二つ目の橋10:40−尾根取り付き11:20Na Rathanan 12:00            Sgurr Mhor 13:20−ベン・アリジン14:30 コル下降点 15:50

―登山口駐車場18:00

 

 小さな港町の小奇麗なB&Bでおいしく朝食を頂き、2つ目の山ベン・アリジンへドライブする。車窓はスコットランドの原野や湖が広がり楽しめる。登山口手前の今夜のテントサイトを確認してから、車は高度を上げ橋を渡ったところが駐車場である。支度を始めると小さなブヨが顏のあたりを襲撃し、チクチク刺して、かなり、うっとしい。日本のものより悪質である。橋を戻ってゆるやかな渓谷の左岸から登山道に入る。最初は樹林帯であるが、すぐヒースが広がる原野となり、見晴らしが良くなって周囲の山並みが目に入ってくる。すると左手に頂上から二つに割れたように見える山が現れた。これが目指すベン・アリジンだ! 牧羊柵に設けられた扉を開閉して暫く行くと渓谷に架かる緑の木橋を渡る。支流に沿ってゆくと今度は黄色の木橋を渡る。道はケルンが積まれた2俣になるが周遊コースの尾根末端からの取り付きなので右にとる。道は岩盤状となって踏み跡が不明瞭になるが目指すピークは、はっきりしているので先へ行く。取付き点付近からは踏み跡もしっかりしてきた。取付きは岩場となってかなり急峻であったが、足場はしっかりしており、落石の心配も少ない。二人組の若者に軽く追い越される。女性を含む次の三人組とはしばらく同じペースだった。登るにつれて大自然が広がってきて、早く頂上に着きたい気持ちが湧いてくる。2つ目のピークSgurr Mhorへは軽いフリークライミングを楽しめる。頂上では一息いれながらパノラマを満喫した。見渡す限り、人工物はなく、自然そのものである。慎重に下ってベン・アリジンへ向かう。岩のごろごろしたところをトラバース気味に登るとケルンがうず高くつまれてあるのがベン・アリジン山頂であった。ここまでくると登山者が増えてきた。ここからの帰路のルートを来た人たちで、困難なところが少ないせいらしい。頂上をわずかに下ると山頂から割れ目が一気に切れ落ちている様子が判り、珍しい地形に感動する。割れ目から覗く景色も又素晴らしい。登山口に戻るにはもう一つ大きなピークを越えなければならないが、周囲の山々を楽しみつつ行けるのでこれも良しとしよう。駐車場では再度、ブヨに悩まされ、今夜のキャンプ場へ向かう。